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十二月 悟り |
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今から二千数百年前の今月八日、明けの明星の輝く頃、お釈迦様は菩提樹の樹の下で悟りを開かれたと伝えられています。 悟りとは、頭だけでなく自己の全身全霊でこの世界を理解するということ。 お釈迦様の悟りは仏教となり、日本へ伝わり、今に続いています。 |
住職合掌 |
十一月 おくりびと |
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おくりびと 私達はみな、おくりびと 生ある限り、死にゆく人々を送るおくりびと そして、いつかは皆、おくられびと おくり、おくられ、世の中の時は流れゆきます 限りある生を、静かにまっすぐ見つめましょう |
住職合掌 |
十月 心自閑 |
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心自閑(こころ おのずから しずかなり) この言葉は、常仙寺の玄関を入ってすぐ正面に掲げられています。 政治も経済もめまぐるしく変わっていく現代社会ですが、そんな中にあって、お寺は常に変わらず、来ればなんとなく心が自然に安らぐような、そんな場所であり続けたいと思っています。 |
住職合掌 |
九月 彼の岸 |
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彼の岸−−かのきし 九月はお彼岸の季節。 彼岸とは、私達が暮らす迷いの多いこちら側の世界(岸)に対して、迷いの無い安らぎに満ちた向こう側の仏の世界をいいます。 お彼岸には、雑事に振り回される日常をしばし離れ、この世の向こうの遙かな安らぎの世界に心を向けてみては如何でしょうか。 |
住職合掌 |
八月 お盆 |
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お盆−−この季節、日本の社会は一斉にお休み態勢に入ります。 これだけ複雑多様化した社会になっても、昔からのこの習慣は変わっていません。 お盆は亡くなった方々を家族のもとにお迎えし、共に過ごす季節。 生死の境が消えるこの夏のひと時、亡き方々の魂と共に、心静かにお過ごし下さい。 |
住職合掌 |
七月 ありがとう |
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ありがとうは感謝の言葉。 父に母にありがとう 妻に夫にありがとう 子供達にありがとう 世の中みんなにありがとう。 ありがとうは心の中から出てくる言葉。 ありがとうの一言が、心と心をつなぎます。 |
住職合掌 |
六月 観世音 |
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観世音(かんぜおん) 誰でも名前は知っている観音様。 観音様は観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)というのが正しいお名前です。 観世音とは、世の中の様子(音)を観るという意味。 常に世の様子を観じ、苦しんでいる人を救って下さるのが観音様。 観音様のような他の人を思う優しい心、大切にしたいですね。 |
住職合掌 |
五月 行雲流水 |
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行雲流水(こううんりゅうすい) 風薫る五月。 雲は風の流れるままに空をゆき、 雪解けの水をたたえた川は清らかに流れゆきます。 私達の人生も雲や水に同じ、とどまることなく流れゆきます。 吹き渡る風とともに、流れゆく自分自身に心を向けてみましょう。 |
住職合掌 |
四月 日々是好日 |
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日々是好日(ひびこれこうじつ)とは、読んで字のごとく、毎日がよい日であるという意味。 現実には、良いことも悪いことも様々に起こるのが私達の日常です。 様々なことが起こっては消えてゆくこの日常をあるがままに受けとめ、良い時も悪い時も、どんな時もひたすらに自分なりのベストを尽くし続ける。 ここに日々是好日の心があります。 |
住職合掌 |
三月 只管打坐 |
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只管打坐(しかんたざ)は、曹洞宗の禅宗としての特徴を表す第一の言葉です。 意味は「ただひたすらに坐る」。 自己のはからいを捨て、全てを「坐」にゆだねきってしまうということ。 全てをゆだねきってしまうと、その後に残るのは春風のように爽やかな、安らぎに満ちた心です。 |
住職合掌 |
二月 涅槃 |
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涅槃(ねはん)とは、煩悩(ぼんのう)の炎がすっかり吹き消された、安らいだ心の状態を言います。 煩悩とは、字のとおり煩わしい悩み。 人の世には、この煩わしい悩みが満ち満ちています。 今月十五日は、この煩悩をいかにして滅して心の安らぎを得るかを説き続けた釈尊のご命日です。 |
住職合掌 |
一月 看脚下 |
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明けましておめでとうございます。 全てが目まぐるしく変わり続ける現代の世の中。 周りに気を取られていると、つい自分を見失ってしまいがちです。 看脚下(かんきゃっか)とは、「脚下を看よ」という意味。 周囲に流されず、自分をしっかり見つめ、自分の歩むべき道を、まっすぐ着実に進んでまいりましょう。 |
住職合掌 |
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