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十二月 成道会 |
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十二月八日は成道会(じょうどうえ)。 今から二千数百年前、仏教の開祖であるお釈迦様は、六年間に及ぶ苦行の末、菩提樹の木の下で静かに坐禅を組み、明けの明星の輝く頃、人の世の苦しみから抜け出る道「お悟り」を開かれたと伝えられています。 |
住職合掌 |
十一月 不立文字 |
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不立文字(ふりゅうもんじ) 古来、禅宗では大切な禅の真髄は、文字に依らず体験によって伝えられる。とされてきました。これを不立文字(文字を立てない)といいます。 身を正し、心を正し、仏道にかなうように、ただひたすらに為すべき事を為してゆく。その中に仏が自然に現れてくる。 禅は行いを大切にする教えです。 |
住職合掌 |
十月 南無 |
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南無(なむ)とは「疑うことなく信じて従います」という意味。 南無釈迦牟尼仏は、釈迦牟尼仏=お釈迦様を疑うことなく信じて従います。と言う意味になります。 南無の心を大切に。 |
住職合掌 |
九月 |
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世の中は 何にたとへん 水鳥の はしふる露に やどる月影 |
道元禅師和歌集より「無常」 |
八月 お盆 |
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八月のまさに一番暑い盛りがお盆。 お盆には、ご先祖や亡くなった方の魂を家に招いておもてなしをします。 お盆は、今は亡き方々への供養であると同時に、今ある自分の命の由来を静かに確認する大切なときでもあります。 |
住職合掌 |
七月 無とは? |
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心を無にする。無心。無になる。 無とは何でしょう? 無とは無いこと。 何が無いのか? こだわりが無いということです。 無にもこだわらない。 こだわりの無い心を無心といいます。 |
住職合掌 |
六月 他人の過失を見るなかれ |
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他人の過失を見るなかれ。 他人のしたこととしなかったことを見るな。 ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ。 |
『ブッダの真理のことば 感興のことば』中村元訳より |
五月 悉有仏性 |
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五月、風爽やかな好時節。 山は緑に溢れ、野には花が満ち、鳥や虫たちも賑やかに活動しています。 悉有仏性(しつうぶっしょう)とは、この世の中の全てのものにみな仏が宿っていると言う意味。 野の草も花も蝶もそして私達も一人一人一つ一つ仏の御命を持っています。 |
住職合掌 |
四月 水四訓 |
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一、自ら活動して他を動かしむるは水なり 二、常に己の進路求めて止まざるは水なり 三、障害に逢いて激しく勢力を倍加するは水なり 四、自ら潔くして他の汚濁を洗い清濁合わせ入るる量あるは水なり |
大本山永平寺七十一世高階瓏仙禅師書『水四訓』 |
三月 ありがとう |
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「ありがとう」とは、不思議な言葉です。 「ありがとう」という一言で、言った方も言われた方も和やかな気持ちになります。 「ありがとう」の一言が人の気持ちをほぐし、人と人との間に幸せを運んでくれます。 「ありがとう」の一言を大切に。 |
住職合掌 |
二月 |
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閑らに 過ごす月日は多けれど 道をもとむる 時ぞすくなき |
道元禅師和歌集《傘松道詠》より |
一月 知足 |
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「知足(ちそく)」とは、「足るを知る」ということ。 「あれが無い、これが無い」ではなく 「あれも有る、これも有る」が知足。 無い物に心を向けるのではなく、自分がいま持っているものに心を向けて、感謝する。 それが知足です。 知足は、豊かさと、余裕を心にもたらしてくれます。 |
住職合掌 |
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