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令和五年

十二月
道本円通
道本円通(どうもとえんずう)とは、仏の道は元々遮るもの無くまあるく通じているという意味。
このまあるく通じている仏の道をそのまま仏の道として歩んで行くのが坐禅であると曹洞宗の宗祖道元禅師は説いています。
住職記
”道本円通” のお話し

十一月
不殺生戒
仏教徒の守るべき大切な戒(いましめ)に不殺生戒(ふせっしょうかい)があります。
生き物を殺してはならないということ。
生き物にとって命は一番大事なもの。
自他の別なく命を大切にしなさいというのが不殺生戒のメッセージです。
住職記
”不殺生戒” のお話し

十月
命の行方
夏の蝉たちに替わって聞こえていた草むらの虫達の声も次第に小さくなってゆきます。
季節の移ろいとともに、生き物の命も移ろいゆきます。
時の流れを感じる秋、自らの命の行方(ゆくえ)を静かに考えてみましょう。
住職記
”命の行方” のお話し

九月
いつまでも
あると思うな
命と時間
住職記
”いつまでもあると思うな命と時間” のお話し

八月
命のつながり
お盆は亡くなった人の魂を家に招き、生きている私達がおもてなしをする行事。
今は亡き人々のお蔭で私達があり、私達が育てた次の世代が続いてゆきます。
命のつながりをどうぞ大切に。
住職合掌
”命のつながり” のお話し

七月
上品の華
「蓮は上品(ジョウボン)の華を開く」と言う言葉があります。
上品とは仏になることの出来る素晴らしい性質という意味。
泥の中からまっすぐに立ち上がり美しい花を咲かせる蓮のように、私達も悩み多き現実の中に美しい仏の智慧を得たいものです。
住職合掌
”上品の華” のお話し

六月
杓底一残水
流汲千億人
杓底一残水(しゃくていのいちざんすい)
流汲千億人(ながれをくむせんおくにん)
 永平寺を開かれた道元禅師は、川から柄杓で汲んだ水を、必要な分を使って残りを元の川の流れに戻したと言われています。
どうぞ他を思う気持ちを大切に。
住職合掌
”杓底一残水 流汲千億人” のお話し

五月
竜門
「海中に竜門という処あり。浪頻(しきり)にうつなり。諸の魚、波の処を過ぐれば必ず竜と成るなり。」
これは曹洞宗の開祖道元禅師の言葉。
竜に例えて、人が僧となって修行道場の寺に入れば、そのまま同時に釈尊の法を継ぐ仏となるという意味。
この言葉から道元禅師が開かれた大本山永平寺の正門は竜門と呼ばれています。
住職合掌
”竜門” のお話し

四月
散る桜
残る桜も
散る桜
良寛和尚辞世の句
”散る桜 残る桜も 散る桜” のお話し

三月
久遠仏
久遠仏(くおんぶつ)とは、遙かな遠い過去から遙かな遠い未来まで存在し続けているという意味の仏の別称。
いつでもどこにでも仏様はいらっしゃいます。
無心で礼拝する時、誰の所にも仏様はその姿を現して来られます。
住職合掌
”久遠仏” のお話し

二月
涅槃寂静
人が持っている様々な悩みや苦しみのことを煩悩(ぼんのう)と言いますが、この煩悩の束縛から解き放たれた究極の安らぎの状態を涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)と言います。
仏教とは、この涅槃寂静にいかにして到るかを説く教えです。
住職合掌
”涅槃寂静” のお話し

一月
諸行無常
諸行無常とは、全ての物事は止まることなく移ろいゆくという意味。
諸行無常であるがゆえ、人は年を取り死んでゆきます。
しかし、赤ちゃんが生まれ、成長してゆくのも諸行無常であればこそ。
よい変化を求め、新しい一年の歩みを始めて参りましょう。
住職合掌
”諸行無常” のお話し

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